2012/03/24

気になるFrank Oceanの気になるバンダナ


その注目度が日増しに高まっているFrank Ocean。昨年末にはニューオーリンズを皮切りにファン待望のツアーをスタートさせ、海外はロンドンでも公演が行われました。出回っているロンドン公演の動画を確認すると"Thinking About You"を披露時に合唱で包まれる会場の熱気、飛び交う黄色い歓声から彼は既に国内を越えて高い人気を獲得しているのが伺い知る事が出来ます。と、同時に違和感を抱からずに得ません。小奇麗なスーツに身を包み歌うその姿に不釣り合いに思えるNBA選手かのように巻いたバンダナ。特に日本人ならその模様に目を引きます。


それもそのはず、彼は自身のTumblrで旭日旗のタオル?ハンカチ?を"my bandana. "と紹介していました。多少のひっかかりは残るものの、今更日本好きの海外アーティストがいるとしても驚愕する程でもないので、きっと日本好きなんだろうとの解釈に終始していました。しかし、バンダナの真相は別にありました。


Frank Ocean interview - BBC Sound of 2012 

Frank Oceanの動画を調べていると上記の動画を見つけました。"Swim Good"のMVのコンセプトは日本の漫画"Afro Samurai"からインスプレーションを得たと語っています。



「一番」のハチマキを持つ者は世界を制する力を持つ。「一番」に挑戦できるのは「二番」のハチマキを持つ者のみ。だが「二番」に対しては誰でも挑戦でき、ハチマキを狙う者達から常に襲われ続けることになる。かつて「一番」を持つ父を殺されたアフロは復讐のため「二番」を手に入れ終わることのない戦いに身を投じる。
早速、Afro Samuraiを鑑賞してみました。僕はAfro Samuraiの映画は現在まで2作品公開されているとは知らずに2作品目となる"Afro Samurai: Resurrection"を鑑賞してのですが、偶然にもFrank Oceanがインスピレーションを受けたとされている方は "Afro Samurai: Resurrection"のようです。


Swim Good

海の文字の上に「フランク。オーシャン」、善の文字の上にタイトルである「スウィムグッド」が浮かぶ冒頭が印象的な"Swim Good"では上で載せた"Afro Samurai: Resurrection"の画像左側の熊、右下の女性をモチーフとされた人物の登場が確認できます。



Frank Oceanは謙遜と他者への気遣いからなのかそれとも購入ボタンの操作を誤っただけなのか知る由もありませんが、「一番」でも「二番」でもなく、現在は旭日旗のバンダナを巻き(朝日新聞は勝手に社旗を送り付けても彼は好意的に受け取ってもらえるのでないかと思います。)、自身を戦いの輪廻に身を置くAfro Samuraiに重ねているようです。旭日旗のデザインが気に入っているのも少なからずあるでしょうが、メジャーデビュー時にはバンダナの変更を期待したいです。「二番」の。 

2012/03/18

Ellen初登場からその後のSophia Grace & Rosie


Sophia Grace & Rosie

"Sophia Grace"とグーグル検索バーに打ち込むと「小さなNicki Minaj、Sophia Graceが本物のNicki Minajと対面 on Ellen」の僕の記事が1番上に挙がるので、小さなNicki Minaj Girlsのその後を今回は書いてみます。


番組放送後、彼女達が出演した回は反響を呼び(現在、動画の視聴回数は3400万越えている)、1ヶ月後には再び番組に呼ばれます。強烈なキャラクターを画面いっぱいに放ちしゃべり倒すSophia Grace、一方でEllenからの問いかけに緊張の面持ちでと言葉少なめなRosieです。Yeah・・・。



番組にはこの2回だけではなく、不定期で呼ばれており、スタジオを飛び出してAMA、Grammyのレッドカーペットでのレポーターにも挑戦しています。スタジオ収録の際には歌を披露するのはお決まりのコース。この日はKeri Hilson "Turn My Swag "を歌い、ビートに合わせてSophiaの泣き虫なお父さんについての面白いラインも含まれたオリジナルラップまで披露します。力みながら全力で歌うSophiaの姿とマイクを握っているだけのRosieの姿の対比はおかしく何度も呼ばれる理由がわかります。ただし、最後の決めポーズはSophia以上としたたかな女の子Rosieです。


A fan sent this photo of Sophia Grace & Rosie at a basketball game! No. Wait. Hold on. Not Sophia Grace & Rosie. Definitely not. 


今週、都内ではNicki Minajのショーケースライブが開かれます。応募総数は1万件と越えたとも伝えられており、仮に当選した所で定時で上がれるのか。開場に間に合わないだろうな。そもそも定時で上がれないなど不安要素はいくつもありましたが、杞憂に終わったので元気に残業に励みたいと思います。今回のプラチナチケットを手に入れられて方には是非こう叫んで欲しいと思います。

"I love Nicki as Sophia Grace loves you"

もしかしたら何らかの反応をNickiは見せてくれるかもしれません。


2012/03/04

Calvin Harris killed Tokyo.


ビルボードチャートを制したRihannaの"We Found Love"をプロデュースした旬のプロデューサーCalvin Harris(カルヴィン・ハリス)の来日ライブが 2月24日WOMB、 25日Visionの2日間行われました。Calvin HarrisのアルバムはiPhoneに入っているので、ライブに行く1週間前よりヘビロテで聴き、準備は整っていたのですが、紆余曲折を経て1人で行かざる得ない状況に陥り、元々、歌詞の無い音楽にあまり魅力を感じないので、Calvin Harrisの出番までに死んでしまう懸念を抱きながらVisionに足を踏み入れました。





Calvin Harris killed Tokyo.


M-floの人、知らない外国人を経て2時半を回った辺りでしれっと登場したオーラ無いお兄ちゃん aka Calvin Harris。登場間もなく彼の代名詞とも言える1曲"Awooga"が流されたので会場内の空気も一気に上昇します。


Calvin Harris"Awooga"

前途とは矛盾しますが、"Awooga"はクラブで何度も耳にして、ポップさとなんとも言えないチープさ(MVもこれまた酷いチープ感)の冒頭からの盛り上げるにいたる過程が好きで、その日はこの曲の為に足を運んだと言っても過言ではありませんでした。その頃には外国人と仲良くなっていたので、本当に楽しかった。

その夜、1番の盛り上がりをみせたのはRihanna"We Found Love"ではありましたが、他に歌物の曲は流される事はなく、期待していた"The Girls","Ready for the weekend"が聞けなかった事と、日本人相手に英語を呼びかけても意味無しと前夜に判断されたのか彼の煽りも聞けなかったのは残念でした。楽しかったですけどね。

WOMBは何度か行った事があるので、行った事がなかったVisonを選んだのですが、ライブ会場に近いクラブでした。多分、WOMBで聞いた方が盛り上がっただろうな。黒人モデルと知り合えたので良しとします。男だけど。(゜-゜)


Steve Angello & Laidback Luke f/ Robin S"Show Me Love"

知らない外国人は上の曲をかけていました。これも大好きな曲の一つです。

2012/01/22

今年、注目のElle Varnerを紹介。


22歳のシンガーソングライターElle Varner。両親ともにシンガーソングライターの家に生まれ育った彼女は話し始めると同じくらい早く歌を歌い始め、6歳からはフルートを始め、他にはピアノ、ギターと扱える楽器を増やしていきました。The Hamilton Academy of Music's Vocal Jazzではジャズを学び、学内のプログラムを通じてKelly BurgosとFoxミュージック社長Robert Kraftと出会います。というの記述の意味がよく分からないのだけど、その背景に彼らの後押しがあったのだろうかNYUに入学してClive Davisのプログラムを受講しています。そして、誰に言われたのか文脈からしてClive Davisからかけられた言葉なのか曖昧な部分ではありますが、"most likely to get signed"、"most likely to win a Grammy."と賞賛を受けてNYUを卒業。


"Only Wanna Give It To You"

現在はJ Recordsと契約を交わしています。昨夏にはJ Coleを客演に迎えた"Only Wanna Give It To You"でメジャーデビューを果たし、R&Bチャート20位の成績を残しています。この曲のプロデュースを担当したのはOak & Pop。インディアーティストを中心に曲提供をしていたメロディーメーカーOakが知らぬ間に現在Oak & Popというプロデューサーチームを結成&活動していました。90年代を彷彿とさせる無骨なベースとドラムが基調とされた曲調をうまく反映されているMVは音色彩豊かで素敵です。Elle Varnerの抑揚の付け方、余韻の残し方等、歌い回しは特徴的なので、一度耳にしたら離れる事は無いでしょう。歌詞は機知に富んでいて非常に面白く、"You're so classic I want you more than my Adidas"と売れ始めたら比喩に出してこない表現をしています。現在デビューアルバム"Perfectly Imperfect"を製作中ですが、明日はミックステープの発表を予定しています。時間があれば加筆したいと思います・・・、時間があれば。

【追記120204】

Elle Varner - Conversational Lush
http://soundcloud.com/omgellevarner/sets/conversational-lush/



2011/12/24

Ashanti"This Christmas"



Ashanti"This Christmas"

下書きの記事ばかりが溜まり、手紙だったら震えるほど重なっている状態の中から、この時期を逃したらエントリーが1年後になってしまう下書きの記事を引き抜き、世間が浮足立つクリスマスイブに一気に仕上げにかかる。

街中がクリスマスソングに溢れ、1年の終わりもそれとなく知らせてくれる師走。各ランキングが発表され予想通りAdeleが軒並みの高評価を獲得。別に並んで発表されていたクリスマスソングの特集記事の1位はMariah Carey"All I Want For Christmas Is You"だった気がします。と、言うのもソースを今探しにかかったら探せなかったからです。

クリスマスに多くを望まないわ、私が望むのはただひとつだけ・・・と始まる最高に良い歌い出しから始まるMariahの歌なので1位を飾るのも納得出来ます。しかしながら、私が強くお薦めをしたいクリスマスソングはAshanti"This Christmas"です。

Ashantiと言いますと"Foolish"そして、レーベルメイトであったJa Ruleと組みヒットを飛ばした"Always on Time"、"Mesmerize"の3曲が代表曲と知られています。デビューアルバムこそ500万枚のヒットを飛ばしましたが、その後は右肩下がりの低調線を刻んで行く事になり、今ではNellyの恋人以外の話題を振り撒けない過去の人になった感が否めません。ですが、人気歌手の証でもあるクリスマスアルバムは過去の人の瀬戸際で発売しています。

Chris Brown、Christina Aguilera、Joe、Trey Songなど多数のアーティストがカバーをしており、一体誰のオリジナルソングなのか分からない程に人気のクリスマスソング"This Christmas"は70年代の巨星Donny Hathawayがオリジナルです。Ashantiの全盛期を知っているせいもあるとは思いますが、柔らかで可憐な歌声は静まり返った夜を暖かくするのは適当なのではないかと思います。

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Merry Christmas.

2011/11/12

Jesse Boykins III"I Can't Stay"



Zo!が昨年発売されたアルバム"Sunstorm"は素晴らしかった。彼のピアノとForeign Exchangeを始めYahZarah、Monica Blaireら数多くの実力派インディアーティストと紡ぎ出す世界観は至極洗練されていて繰り返しになります、本当に素晴らしかった。例えば、あるインディで活躍するアーティストに対して"メジャーに匹敵~"云々の宣伝文句がつけられていても、言葉悪いですが所詮インディ止まりのクオリティでしかないので、メジャーと比較して劣る部分を無料配布により聴き手に対するアンカーの引き下げを試みるアーティストが大半だと思います。しかしながら、Zo!のアルバムに集ったアーティスト達はインディの文脈上では語る事が難しい才能が揃っていました。特に、その抜きん出た才能を披露していたのがJesse Boykins IIIです。彼の説明は省きます(wiki参照)が、Zo!のアルバム以前に彼の存在を友人に薦められ聴いて以来、私は彼のファンになっていました。先月新たなMVを公開していたので紹介して置きます。


Jesse Boykins III"I Can't Stay"





Daley"Those Who Wait"



マンチェスター出身、22歳のシンガーソングライター、Daley。4歳から歌に親しみを持つようになり、学校では聖歌隊に所属、家では歌詞を書いていた彼は自然と歌手に憧れを抱きます。しかしながら、マンチェスターは創作に充てる時間は十分に取れるものの、作品を披露する機会に乏しい街でした。


そこで、活動の機会を求めてロンドンへ移住。名前を売り込む為に出来る限り多くのギグに参加します。クラブでの活動だけではなくWeb2.0時代を生きるアーティストなので、ウェブでの活動にも余念がなく、BBC Introducing(アマチュアアーティスト向けに開かれた投稿サイト)に曲をアップしたのがきっかけで、BBC Radio 2 Electric Promsの収録機会を得ています。地域設定が施されているので、日本からでは視聴不可能。


また、Youtubeに投稿したMaxwellのヒット曲"Pretty Wings"のカバーを聞いたBlurのDamon Albarnから声がかかり、彼が所属するもうひとつのバンド、Gorillazの"Doncomatic"では客演として招かれています。






 

8月に無料配布された新作Mixtape"Those Who Wait"ではアコースティック版"Pretty Wings"、RMX版"Doncomatic"の2曲を含む計10曲が収録。Soul、Popな要素も絡めた楽曲群にセクシャルな歌詞は皆無なので青少年に優しい作りになっており、真夜中に流すと寂しさに襲われる曲ばかりです。お薦めなのは、揺らめくメロディー上で、Mixtape唯一のゲストであるFloetryの片割れMarsha Ambrosiusとのケミストリーが美しい"Alone Together"。湿った歌声で歌い上げる切ないバラード"Spent"です。


最も音楽的に影響を受けたアーティストにはPrinceを挙げている彼は、他にMaxwell、Jill Scott、D'angeloをお気に入りに挙げており、自身の音楽をネオソウルシンガーに区分しているようです。現行の音楽シーンはクラブミュージック化へと傾倒が著しいものの、彼音楽の質を失いたくはないから迎合はしたくないとウェブで見つけたインタビューでは答えていますし、古き良き時代を愛する人にはお薦めかもしれませんです。これまで、Estell、David Banner、Wretch 32らと仕事を共にしており、現在はデビューアルバムの準備中。